著者:荒木 康久
医歯薬出版株式会社(定価¥2,400 +税)

本著書は主として臨床検査技師を目指して学ぶ大学や専門学校で最小限必要な知識として整理して欲しい内容として著しました。卒業後、生殖医療分野の職業に就いた場合でも、手元に置いて再読して役立つような内容に心がけました。大学での実習では、精子のカウントや染色、マウス卵の培養など簡単な内容しか行うことができませんが、卒業後は卵細胞質内精子注入法(ICSI)の技術書も欲しくなると考え、実技編ではICSI手技の詳細を加えてあります。

技術ばかりでなく、エンブリオロジスト(胚培養士)という職業についての概要や、ARTを行う上での環境整備などにも触れてあります。また、染色体検査は生殖医療分野で今後避けて通れないことは明白であり、最近の新たな検査法についてごく一部触れてあります。今後、この分野は凄まじい技術革新を伴う発展が予想されます。その関連書も並行して勉強して頂きたいと思っています。限られたページ数で十分な内容を盛り込むことはできませんでしたが、初級エンブリオロジスト(胚培養士)の方々が手元に置き、参考にして頂ければ望外の喜びであります。

(本著書に内容の誤りなどがありましたら、忌憚のないご意見、ご叱責をどうぞお願いいたします。)

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